外国から輸入される鉄道模型製品の魅力について

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鉄道模型は世界的に普及している趣味であり、日本でも多くの愛好者がいます。今でこそ国内メーカーが様々な製品を販売していますが、かつては輸入品が鉄道模型市場の主役でした。鉄道模型は外国の製品が輸入されるのを待って購入するのが当たり前だった時代があったのです。

現在でも変わらない魅力を持つ輸入品をより深く楽しむために、外国製の鉄道模型について学びましょう。

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かつての日本では鉄道模型は輸入品を買うのが普通だった

現在は様々な国内メーカーが鉄道模型に関係する製品を多数販売しています。機関車や新幹線などの車両に始まり、レールやコントローラー、さらには駅舎や樹木などのストラクチャーに至るまで多彩です。鉄道模型のジオラマを作るために必要な材料を集める場合も国内メーカーの製品だけで十分に間に合います。

しかし、鉄道模型関係の製品が充実したのは近年になってからであり、それ以前は車両から操作機器など鉄道模型のほぼ全ての製品は輸入品に頼っていました。国内メーカーそのものが存在していなかったため、鉄道模型を楽しむには外国の模型メーカーが販売している製品を購入する以外に方法が無かったのが当時の実状だったのです。

現在でも外国製の鉄道模型が輸入されていますが、それはあくまで数多くある選択肢の一つとして扱われているに過ぎません。かつての日本は鉄道模型を輸入品に頼っていたので、その時とは事情が大きく異なります。現在のように店舗で購入したらすぐに楽しめるというわけではなく、独自の工夫が不可欠だったことはあまり知られていません。

かつての輸入品は外国で売られていた物をそのままの形で日本に持ち込んでいました。鉄道模型も同様であり、日本向けのアレンジなどは一切行われていないのが当然だったのです。車両の名称やコントローラーの操作に関する説明もすべてが販売していた国の言語で書かれていたので、まずは翻訳から始める必要がありました。

輸入された鉄道模型を日本で扱う際の注意点

輸入品の鉄道模型を日本で楽しむ際の大きな障害になったのが電圧の規格です。日本で作られている電気製品は日本の電圧の規格に合わせているので、コンセントにプラグを差し込めば使うことができます。

鉄道模型も電気製品の一種なので、日本製の物であれば問題ありません。しかし、輸入品の鉄道模型は作られた国で決められた規格の電圧で動くようになっています。模型車両は最大で12ボルトの電圧によって作動することが世界的な規格で決まっているので普通に操作することができます。

しかし、模型車両を操作するためのコントローラーは家庭用電源から電力を供給される形になるので、外国製のコントローラーをそのまま日本のコンセントに繋げることはできません。外国製のコントローラーは作られた国の規格電圧で動くように設計されています。

日本の規格は100ボルトなので、同じ数値であれば使用可能です。しかし、異なる数値の場合はコンセントに繋げると壊れてしまいます。そのため、安全にコントローラーを扱うには電圧を変える専用の設備を別に用意する必要がありました。

非常に手間がかかる上に出費も嵩むのが欠点でしたが、それだけに模型車両が爽快に走った時の喜びは格別なものだったのです。現在は国内メーカーのコントローラーが広く普及しているので、手軽に輸入品の模型車両を走らせることができます。

日本以外の国の風景を再現するには輸入品が不可欠

鉄道模型の製品はそれぞれの国で使用されている鉄道車両を再現しているのが普通です。国内メーカーが日本の車両を数多く模型化しているのと同様に、国ごとに模型化している車両の種類が異なるのです。鉄道模型発祥の地であるイギリスではイギリス国内の鉄道車両が数多く模型化されています。

また、鉄道車両以外にストラクチャーもそれぞれの国の特徴を踏まえた物になっているので、国ごとの風景を再現するにはその国の製品を使うのが最適なのです。そのため、国内メーカーの製品が充実した現在に至っても輸入品の需要が完全に無くなることはありません。

また、輸入品のストラクチャーは日本の製品には無い独特の個性があるので、ジオラマにアクセントをもたらす際に便利です。国内メーカーのストラクチャーと組み合わせて無国籍風な混沌とした風景を作ったり、輸入品のストラクチャーを集めて別荘地やテーマパークを再現したりするなど工夫次第で様々な楽しみ方ができます。

輸入品は高額な物が多いのでまとめ買いをするのは困難ですが、中古品を購入したり個人取引で安く手に入れたりするなど工夫次第で安く購入することはできます。

しかし、欲しい製品が確実に購入できるわけではないのでその点は注意しなければいけません。

輸入品専門店なら珍しい製品も購入が可能だが注意点もある

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現在でもファンが多い輸入品の鉄道模型を購入するなら専門店を利用するのが最も良い方法です。珍しい製品を多数扱っているので、コレクションアイテムとして楽しむこともできます。ジオラマ作りにも便利ですが、鉄道模型の輸入品は頻繁に市場に出回るわけではないのでこまめなチェックが不可欠です。

また、同じ製品でも取り扱う業者によって販売価格が異なるので、余計な出費を避けるためにも複数の業者を比較することを心がけます。ネット通販で全国を対象に営業している業者もあるので、近隣に模型店が無い地域に住んでいる人には便利です。

製品の送料や予約の受け付けについても業者によってルールが異なるので、その点は事前に確認しておくのがスムーズに手続きを進めるコツになります。


輸入品の良さを理解することで鉄道模型をより深く楽しめる

鉄道模型はその国ごとの特徴が手のひらサイズの製品の中で忠実に再現されているのが大きな魅力です。模型車両を走らせているうちに国によって異なる個性を楽しむことができます。国内メーカーの製品に留まらず、外国製の輸入品に触れることで視野が広がり、表現の方法も多彩になるのです。

特にジオラマ作りにおいて表現の多様化は大きなプラス要素になります。国内の製品には無い独特の個性を持つ輸入品に触れるのは、同じ鉄道模型でも雰囲気や質感が別物のように異なることを感覚で理解する良い機会なのです。

高額な製品が多いので簡単に購入できないのが欠点ですが、それを補うだけの十分な経験を得ることができます。年齢や性別、住む地域に関係無く楽しめるのが鉄道模型の魅力です。輸入品の模型車両やストラクチャーなどの存在を知り、手に取って走らせることで新しい世界があることを理解するようになります。